奥歯には細かい溝があり、ここに食べかすが溜まり虫歯になります。そこで、あらかじめ溝をプラスチックで埋める「シーラント」の処置を行ない、虫歯を予防します。
虫歯は、一度進行すると自然には戻りません。まずは虫歯にならないことが大切です。当クリニックではフッ素を使用して、虫歯の予防処置を行なっています。
フッ素の虫歯を予防する3つのはたらき
- 歯質の強化歯はフッ素を取り込むと、酸に強いフルオロアパタイトという結晶に変化します。
- 脱灰の抑制と再石灰化の促進フッ素が口の中にあると、歯の成分のリンやカルシウムが溶け出す作用が抑えられ、再石灰化が早く進みます。
- むし歯菌の活動性を抑制フッ素は、むし歯菌が酸やネバネバした物質を作り出す力を弱めます。 また、細菌の生育そのものも抑えます。
お子様の歯は、成人の歯に比べ柔らかく、ちょっと油断するとすぐに虫歯になってしまします。そのためフッ素により歯を守ることは重要になります。
お子様の歯を守る3つポイント
- お子様の虫歯は進行が早いので、できてしまわないよう常に気遣ってあげてください。
- お子様には正しい歯磨きの仕方を身につけさせてあげてください。
- それでも虫歯になってしまったら当クリニックまでお越しください。
- 乳児期舌に白っぽいカスが溜まります。
ぬるま湯で湿らせたガーゼでカスを拭き取ってあげます。 - 生後7〜8ヶ月前歯が生えてきています。歯の汚れは乳児のときと同じようにぬぐいます。
かみ合う面を念入りに。 - 1歳を過ぎたら歯ブラシを持たせてみます。慣れたらお母さんが磨いてあげます。
- 3歳〜5歳乳歯が全部生え揃います。
そろそろ自分で磨かせてみますが、遊びを取り入れて楽しさを感じるようにすると嫌がりません。お母さんの仕上げ磨きがまだまだメインです。 - 5歳〜6歳ごろ毎食後、1日3回の歯磨きを習慣にしてください。
6歳ごろまでには、最初の永久歯が生えてきます。
仕上げ磨きも忘れないようにしましょう。